飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

シグルイ

自宅のPCが使えない。ので、新しいPCの構成をネットで研究しようと、今日もネットカフェにやってきましたよ。


しかしすでに3時間が経過してますが、面白い漫画を見つけてしまったために、PC研究はどこへやら。そろそろ帰らねば・・・


今日出会った作品は、これだ!


シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 8 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 8 (チャンピオンREDコミックス)


このシグルイ(どうやら「死狂い」のことらしい)、先日友人からSkype越しに勧められていたんだけど(ただし、彼が勧めたのはアニメ化された方)、今日たまたま漫画のほうを見つけたので手にとってみたところ、いや、ハマったハマった。


「残酷無残時代劇」と銘打たれたこの作品、江戸時代に駿府城で行われた真剣御前試合のある勝負を軸に、そこで対峙する異様な風体の二人の剣豪(かつては兄弟弟子の関係にあった)の過去の因縁を描いたもの。
そこでは、武士道とは死ぬことと心得たり、といわんばかりにひたすら人が殺し合い、死にまくる。内臓が飛び散り、脳漿がぶちまけられるその描写は、普通に考えると残酷極まりないものであるが、しかし嫌悪感よりはむしろカタルシスを感させるのは、山口貴由氏の圧倒的な画力と丁寧な筆運びによるものか。男くささの極北のような、筋肉と狂気に支配されたそのストーリーの中にうまく織り交ぜられた色気がまた、実に小気味いい。残酷な運命に翻弄される美しい女性陣がまた、イイんだよね。
繰り返し描かれる殺陣のシーンでは、実に奇妙な、しかし魅力的で迫力に満ちた技の応酬が展開される。それがまた、飽きない。登場人物の、ときにエキセントリックな心の動きに取り残されつつも(こいつは何を考えているんだ?と、いぶかしがりつつも)、一気に読んでしまった。


もう9巻まで出ているらしいのだけど、ここでは8巻までしか見つからなかった。続きが読みたいよー!!!