飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

Shall We Dance 鑑賞

Shall We Dance、と言っても、役所広司でもなければリチャード・ギアでもない。フレッド・アステアだ。1937年作品。邦題は時代を感じさせる「踊らん哉」。


踊らん哉 [DVD]

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フレッド・アステアのしなやかな身のこなし、神域のタップダンスと甘い歌声、ジンジャー・ロジャースの可憐さ(本当に、本当にキュートだ!)、二人の息のあったダンス、ユーモアと多幸感あふれるシナリオ。もう、すっかり魅了されてしまってます。もっと観たいよー。


本作のストーリーは、有名なバレリーナのペトロフフレッド・アステア)が、一方的に有名なジャズダンサーのリンダ(ジンジャー・ロジャース)に惚れ込んだところから始まる。あらゆる手練手管を尽くして彼女に迫るペトロフ。その甲斐あって、次第にいい感じになっていく二人。しかしいいところで、以前ペトロフが、まとわりつく女性を袖にするためについた嘘が仇になって、二人の仲に亀裂が・・・。
一筋縄ではいかない二人の恋の行方にはハラハラさせられます。最後まで油断できませんよ!
また、狂言回しのマネージャーたちの突っ込みどころ満載の行動がまた楽しく、時にペトロフの恋を成就させようと一生懸命行動する友情ぶりが微笑ましい。何度もクスクス笑える作品です。


フレッド・アステアを知ったのは、彼の熱心なファンである同僚さんによるお勧めがきっかけでした。彼女には深く感謝。
このブログには書かなかったけど、そのとき借りて観た「ロバータ」が初めてのアステア体験。音楽的なタップと、俳優としてのフレッドとジンジャーの魅力にやられました。正直、そのときまでフレッド・アステアの名前すら知らなかったんですけどね。


ダンスのことはまったくわからないのだけれども、卓越した動き、優美でリズミカルな動きは僕のような素人をも幸せな気分にさせてくれる、なんか、自分も踊りたくなってきたよ!