飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

相当に売れてる本のようです。書店で見るたびにずーっと気にはなっていたのですが、表面的なテクニックを説いた極端な内容ではないかと勝手に(間違った)偏見を抱いていたために、手に取るのが遅れました。


この週末読んだんですが、一読、頭をガツンとやられました。(本そのものは、40分程度の通勤時間内に読みきれる程度の分量です)


きっかけは、もうちょっと前に、同じ著者による「レバレッジ勉強法」をなにげに買ったことだったかな。そちらもすばらしい本なんですが、しかし、面白いことに、「レバレッジ・リーディング」を読んだあとで初めて、「レバレッジ勉強法」にこめられた意味と価値が理解できたんです。そういう個人的な状況にかんがみると、まずレバレッジ・リーディングを読むことをお勧めしたいところです。


本書で説かれるのは、「徹底して合目的的な実践としての」読書。そういう読書の意義は頭ではわかっていたつもりなのに、ここまで言ってらわないと俺はやり方がわからないのか、と自分の愚かしさに煩悶すると同時に、これほどまでに直裁な実践の書を上梓してくれたことに対して、著者の方に感謝感謝です。


これからは僕は、「勉強」としての読書と、趣味としての読書は峻別したいと思います。さらに実践すべきは、読むべき本の選別(読まなくていいものは読まない)、レバレッジ・メモ。


特にレバレッジ・メモの発想(抜書きと、読み返し)は、僕にはなかった。これは「本を捨てる」こととあわせて、僕の中では強烈なパラダイムシフトをもたらす発想。しかし今さらながら考えてみりゃ、これ以外の結論はありえなかったはずなのだ。今自分がその本から得られたこと、それだけをひたすら繰り返し反芻するという以外に。
なぜ、あとでもう一度本を読み返せるだなんて考えていたのか、俺は。人生は短いし、この年代はクソ忙しいし、学ばねばならないことも次々に出てくる状態であるにもかかわらず。俺のバカ。バカバカバカ。


こちらが同じ著者による、レバレッジ勉強法。レバレッジ・リーディングの後で読むことをお勧めします。

レバレッジ勉強法

レバレッジ勉強法