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飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

初フルマラソン、完走したぞ!

荒川市民マラソンに参加してきました。参加者2万人を超える人気大会。コースはいつもの荒川河川敷。スタート地点は自宅から歩いてすぐ。初フルマラソンチャレンジの舞台として、これ以上ふさわしい大会があろうか?(いや、ない)
いつもの仲間と合流し、雨上がりの曇天の中、9時スタート。ここんところずっと走っていなかったとはいえ、調子は上々。目標タイム4時間に向けて、ペースを上げすぎないよう、ラップを確認しつつ、キロ6分弱で慎重に歩みを進める。とにかく凄まじい参加者数で、10数キロ地点まで行ってもまだ大混雑。途中日が差したり、隠れたりの繰り返しで、そのたびに気温が激しく上下する。しかしさしたる痛みも疲れも感じることもなく、21キロの折り返し地点を迎える。いいぞ、この調子だ。


ところが、25km付近で異変が起こった。本当に突然だ。大腿四頭筋につるような違和感。肩甲骨のあたりに鋭い痛み。ヤバい。
さぁ、そっからが地獄の始まりだ。折りしも吹き始めた、思わずよろめくほどの激烈な向かい風が容赦なく体温と気力を奪う。何度も沿道で太もものマッサージを試み、そのたびに復活して走り始めるが、しばらくするとすぐに参って、歩いてしまう。それまではフォームを意識して走ることもできていたのに、この頃になるともうそんな高尚なことは全く考えられない。ただもう、如何に前に進むか、ただそれだけ。弱い人間の哀しき性(さが)で、つい楽を求めて歩いてしまうが、いやいやそれじゃいかんだろ、と自分を無理やり奮い立たせてヘコヘコ走る、その繰り返し。3kmに一度の充実した給水所だけが、唯一の楽しみ。ここでバナナをほおばったり、ブトウ糖の錠剤?を口に放り込んだり、ときにチョコレートパンを食うと不思議なもので、そのときだけは足の痛みもウソのように消え、走り始めることができるのだ。またしばらくすると痛くなってくるけど。この頃になると、なんとキロ8分以上もかかるようになってしまっていた。スポーツでこんなつらかったのは大学の夏合宿での十人組手くらいしか思い出せないなぁ。
そんな状態で、どうやってゴールまで迫れたのか、ハッキリ言ってよくわからない。ひとつには、周りで走ってる人たち(そのうちみんな仲間に見えてきた)の存在が大きかったろうな。特に某病院で肝移植を受けたという年配の女性(と、Tシャツに書いてあった)が、伴走者とともに一生懸命に走っている姿には猛烈に感動した。思わずすれ違いざま、「頑張ってください!」と声をかけたよ。その後その人たちは俺より前に行ってしまったが・・・。頑張らにゃならんのは俺の方だった。


そんな情けない俺だったが、ゴールまであと1キロちょい、41キロを過ぎたときに決めた。ここからは絶対歩かない。ここで歩いたら俺の負けだ。
あとはひた走る。冗談みたいなノロさだけど、それでも歩くよりはずっと速い。幸いここまで、一度も気持ち悪くなったり、息苦しくなったりすることはなかった。問題は本当に足の痛みだけだ(肩甲骨の痛みは消えていた)。それももうまもなく終わりだ、と思うとガマンできるんだから我ながら現金なもの。
42キロを過ぎるころ、ようやくゴールが見えてくる。本当にこのときは泣きそうになった。このときの気持ちはこれからも忘れないぞ。そして迎えたゴール。自己計測でネットタイム4時間45分弱。当初の目標からはあまりにも遠い結果だけど、今までの大会で一番感動した。悔しさが無いと言えばウソになるが、まずはともかくもやり切った自分をねぎらってやりたい。


荒川市民マラソンそのものを振り返ってみると、これはやはり人気の示すとおり、いい大会だと思う。特に、給水所の充実(35kmのシャーベットの旨かったこと!)、沿道で盛り上げてくれる応援が素晴らしい。一人で参加しても本当に楽しめると思う。コースも全体を通して平坦で、初心者には本当に助かる。来年も出るぞ!
気になった点を強いてあげるなら、荷物預かり所の大混雑と、15km付近の大渋滞か。荷物預かりで一度に処理できる量が少なすぎる。俺の場合はこれに並ぶこと20分。ようやく預けられたときには、先頭グループはとっくにスタートしてしまっていたよ。


今回自分で反省すべき点は、圧倒的な走りこみ不足。この2ヶ月の練習量の少なさを考えたら、言い訳のしようもない。しかも先週は一度も走らなかったし。どうも、谷川真理ハーフで割りと好調だったもんで、自分の中におごりがあったようだ。本番では、普段積み重ねた結果しか出ない。練習しない人間に一発逆転の奇跡なんて起きない。これを改めて痛感した。
まだ次に参加する大会は決めてないけど、今度は、ヤルよ。


最後にもう一つ、気づいたこと。
体重が激減した。一時的なものではあろうが、メシを食った直後ですら、普段より3キロ以上軽い。レース直後だったら、4〜5キロ減ってたんじゃないか?
改めて、マラソンの過酷さを思い知った。