銀河ヒッチハイク・ガイド 鑑賞
マイブームの高まりに我慢できなくなって、六本木ヒルズまで観に行く。六本木は我が愛する出身高校のすぐ近くで、さんざん足を運んでいたはずなのに・・・全然変わってしまって何がなにやら。さらに六本木ヒルズで大いに迷う。映画館の位置、分かりにくくね?
席は指定席で前から二番目の左から二番目という、クビの痛くなるサイアクの席しか残ってなかった。ほぼ満席状態だ。このカルトな映画でこの状態に遭遇しようとは、予想もしていなかったなあ。でもチケット売り場で「この席は観にくいですよ、いいですか。キャンセルはできませんよ」とのインフォームド・コンセントはちゃんと行われていたので、もはやこれは自己責任。やむをえまい。
さて肝心の映画だが、65点というところかな。映像は見事。楽しそうな演出もよし。オープニングでは噴き出す。多くの点で原作を大事にしていて、好感度は非常に高い。でもこれ、原作知らない人に面白さ、伝わったかなぁ。リズム的に少々、白け気味のところが無いではなかった。原作で大活躍のゼイフォードが、ちょっと弱いんだよなぁ。憂鬱ロボットのマーヴィンも、おいしい役どころで造形もサイコーなんだけど、原作でのキレた陰鬱さがもっと欲しい。もっともっとイヤになるほどボヤいて欲しかった。
ただ、DVDが出たらもう一回観てみたい。もう一度観たら自分の中での点数がグッと上がりそうな予感があるんだ。
パンフレットは1000円もしたが、その分、しっかりした装丁。内容的に他の映画のパンフより凄い、ということはまったくない。
仁義なき戦い 鑑賞
- 出版社/メーカー: 東映ビデオ
- 発売日: 2001/08/10
- メディア: DVD
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ヤクザものをヤクザものとして意識して観るのは初めてかもしれない。何の予備知識もなく観始めたところでまずびっくりしたのは、何を話しているのか、言葉が分からなかったこと。しかし複雑な人間関係(俺がアホなだけかもしれないが)などが徐々に見えてくると、すっかりのめりこんでしまった。ありえない赤さの血しぶきはともかくとして、容赦の無い暴力描写、次々に殺し殺されていく登場人物にはすごいカタルシスを感じ、腐りきった人間ばかりが最後に残る図式に広能とともに苦悩する。やられたなあ。
それにしても出てくるヤクザ、みんながみんなカッコよすぎる・・・男が見て惚れ惚れするような連中ばっかりだ。これはさすがに、ありえんだろ?
続き観るとしたら、次はどれかなぁ。