飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

i文庫

もはやこれの無い生活は考えられないほどに親しんでいるiPhone


多くの優れたiPhoneアプリの中でも、特に最近気に入っているのが、i文庫。端的に言うと、たんなる青空文庫ビュアーなのであるが、その優れたインタフェースとiPhoneの携帯性、視認性のよさとが相まって、通勤途中などのちょっとした空隙に、すばらしい読書環境を提供してくれる。


わざわざネットから取ってこなくてもインストール後すぐ読める、プリインストールされた著名作家の有名作品群の存在がまた、心憎い。


有料アプリではあるけれども(450円)、値段に値するソフトであることは、僕が保証する。


画面は、こんな具合だ。

ここに表示されているさまざまなメニューやガイドはもちろん、ワンタッチで非表示にできる。指でフリップしてページをめくるというiPhoneならではのギミックも、実際の読書体験に近くて、気持ちよい。


このiPhoneアプリで、ここ数日読んだ作品。ほとんどが再読であるけれども、いずれもスキマ時間を利用しつつ、妙にワクワクしながら、読んだ。


白状してしまえば、上記作品を再読するきっかけとなったのは、森見登美彦氏の「新釈 走れメロス」を読んだことなのであるが(本作を読んだことがあれば、リストをみた瞬間に分かろう)。

新釈 走れメロス 他四篇

新釈 走れメロス 他四篇

この作品についていえば、表題作の、森見節がフル炸裂する壮絶なバカバカしさが、好きだ。