飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

母、初の携帯購入

実家の母がとうとう初めての携帯を購入するという。そこで会社の休みを利用して、実家近くのソフトバンクショップに同行してあげることにした。


誰も言ってくれないので自分で言うが、我ながら感心な孝行息子である。


なぜソフトバンクを選んだか、といえば、息子が二人ともソフトバンクiPhone)を使っているからである。ソフトバンク同士であれば誰とでも1時から21時まで国内通話無料。家族割なら家族同士は一日中国内通話無料。これでドコモやauにすることは考えられない。もっとも、電話で母と話す機会なぞ、そんなに頻繁にあるわけではないが・・・。
それにしても、すっかり一家からハブられた形の父(ドコモユーザ)には申し訳ない。とっととiPhoneに移行してもらうしかあるまい。


買ったのは、830SH sという機種。(製品紹介はこちら
本体価格は、約3万円。デザインが落ち着いており、しかもデカ文字での表示が可能。高齢者にはぴったりである。・・・と言っても、僕が決めたわけではなく、母が自分でその場の直観で決めたのだが。問題があるとしたら、あまりに機能が多すぎるということだ。電話とメールだけで十分なのに。


受付の美人なお姉さんが説明してくれたあまりにも複雑な料金プラン。これらを高齢者に理解せよと言っても無理だ。当然、母も完全に混乱していた。しかも1ヶ月無料とか、2ヶ月無料とかいうサービスが山ほど付いてくる。ほうっておけば、3〜4ヶ月後には請求書を見て腰を抜かすことになりかねない。これは、来月か、さ来月にはまた、オプション設定を見直してあげるのを忘れないようにしないといけない。


さて僕が同行した一番の目的は、僕を主回線として家族割を組むことであった。当然住んでいる場所が違うので、家族割を組むためには、家族であることを証明するものが必要だ。僕の場合は、先日取得しておいた戸籍謄本を持参した。本籍が一緒であれば、本籍の書かれた免許証でも家族の証明として有効らしいのだが、不運なことに、先日更新したばかりの僕の免許証には、ICカード化に伴って本籍が書かれなくなった。これはますます、ICカード化のメリットがわからない。



特典として、「しゃべるお父さん」をくれた。肩のあたりを押すと、厳しく叱ってくれる。他にも新規購入時に家族割に同時に入会した場合の特典として、JCBの商品券5,000円分をあとで送ってくれるらしい。母は大喜びである。なぜか他にも、洗剤やら何やらの詰め合わせもくれた(そのことには、帰ってから気づいた)。



購入後、近くの居酒屋でランチしながら、母に携帯の使い方をレクチャー。これが難物。PC以外ではメールを見たこともない母に携帯の使い方を教えるのは、大変な時間と根気が必要とわかった。そしてそれは、今に至るまで終わっていない。とりあえず、電話の受発信と、メールの送受信ができるようになるのを、本日のゴールとしたい。それだけでも今日果たして、帰れるかどうか・・・



追記:
なんと一日にして、自力で友達のメールアドレスをアドレス帳に登録してメールを送るところまでマスターしてしまった。さすがはわが母である。
もっともそうなるまでには、同じことを10万回尋ねられても笑顔を絶やさず、数時間に渡って答え続けたワタクシの存在が大きかったことはいうまでもない。この試練を切り抜けた今、明日からは他人に優しくなれそうだ・・・