飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

ショーン・オブ・ザ・デッド 鑑賞


コメディタッチのパロディ・ホラー。タイトルからして、人を食っている。


期待したほどではなかったが、まぁそこそこ、笑える。ただ、先日観た同じスタッフによる、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」の方が、はるかにテンポがいいし、冴えていて面白い。ただそれは、もともと僕がホラー好きではないせいもあるかもしれない。


主人公ショーンは、とうとう恋人のリズに振られた。デートがいつもウィンチェスター・パブだったこと、そして何より、いつも親友のデブニートの居候、エドを一緒に連れて行くためだった。傷心のショーンだったが、親友を裏切ることもできない。彼らは二人、ウィンチェスター・パブでヤケ酒を煽って、朝まで大騒ぎするのだった。
ところが起きてみると、何か街の様子がおかしい。周りの人々が軒並みゾンビと化して、街をわがもの顔に歩き回っていたのだ!
家の周りのゾンビとの戦いを制したショーンとエドは、愛するリズと自分の母親を救うために立ち上がるのであった。


というわけで、これまたいかにもイギリスらしいシュールでクール、そしてバカバカしいネタ満載のストーリーが展開されるのです。ホラーなだけあって(?)、スプラッタなシーンがやたらに克明に描かれているのも、ユーモアのひとつなのでしょう。愛する人がゾンビになったら・・・という、ちょっとホロリとさせられるシーケンスも忘れずに入っており、そのあたりの味付けもうまい。


なんだかんだ言って、秀作ではあるかな。期待が過剰すぎたのかも。