アイアンマン 鑑賞
出張先からの帰国便で先行上映されてました。
ひとことでいって、胸のすく快作です。
コミックそのものの荒唐無稽ぶり(本作は原作がアメコミ)、分かりやすいストーリー、裏切りと友情、笑い、プレイボーイな天才発明家にして巨大軍事企業の頂点に君臨する主人公トニー(ロバート・ダウニー・Jr)と美しく有能な秘書(グウィネス・パルトロー)との恋の鞘当て、大きくなったコドモをワクワクさせるバカバカしくも凝りまくった特撮、CGを駆使した激しいアクション、と全部詰め込まれてる、絵に描いたようなアメリカンエンターテイメント。
ストーリー的にあまりお子様向けではない。我々オトナに向けて真剣にバカをやっている、こういう映画が、僕はとてつもなく好きだ。
何よりも、製作している側が楽しんで作っているのがよく分かるし、さらに僕らを楽しませようとしている気持ちがすごく伝わってくる。その感染症的ワクワク感に僕は、すっかりやられてしまった。
音楽の使い方も絶妙。冒頭から全編ロックしまくってるんだけど、特にラスト直前の "I am Iron Man." と同時に、Black Sabbathの「Iron Man」がガーンと入ってくるのに鳥肌が立った。くぅ。この分かりやすさとカッコよさ。たまんねぇ。
思い出しながら今、Iron Manを聴いてる。やっぱこの曲もサイコー。特に後半4分40秒くらいからの展開部分はヤバすぎる。
この作品がヒットするかどうかは、ひとえにプロモーション次第だと思う。僕的には、頑張ってもらいたい。そして、こういう映画がいつでも観られるようであり続けてほしい。
そうそう。この作品も、エンドクレジットが終わるまで席を立ってはいけません。
今回の鑑賞が、飛行機のちっちゃい画面だったのが、唯一残念。劇場で観たい。もう一回。
日本でのロードショーは、9月27日から。楽しみにして、待て!