飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

ダイ・ハード4.0 鑑賞


やっと観ました。


シルベスター・スタローンしかり、本作のブルース・ウィリスしかり、オッサン大ブームに乗っかった作品のひとつといえましょう。バンド復活ブームを語るまでもなく、今一番元気なのがこの年代のオッサンたちなのです!


さてさて4.0という安易なネーミングから透けて見えるとおり、クラッカーたちによるサイバーテロにフォーカスしたこの作品、予想通りのアドレナリン全開の佳作でございました。今回は全米パニックですからねー。一部都市で数百人がワイワイ言ってるだけの映像からはその深刻さはいまひとつ感じられませんでしたが、スケールはシリーズ最大です (^^)。


そりゃ色々ツッコミどころはありますよ。
冒頭から暗殺されまくるハッカーたち。コンピューターウィルスだけで爆発できるかっちゅーの!とそりゃ誰でも思いますわな。でもいけませんよ。これはあくまでもファンタジーなのですから。
用意周到だったわりに、実にあっさりとやられていく悪役たちの脇があまりにも甘いのも突っ込んではいけません。そうしないと映画が成立しませんから。
ハッカー&クラッカーズがありとあらゆる政府の防御壁を突破する知識を持っていることを「ありえねー!」と言ってはいけません。そう、彼らは天才なのですから。なんでも知ってるんです。


ジョン・マクレーンの今回の相棒は、ひとり暗殺を免れたハッカー。このコンビは、いいですね。ジョンの奮闘に刺激を受けて、徐々に勇気ある行動を示すようになる彼。もちろん最後の勝利の鍵を握るのも彼。ひ弱な若者の成長物語風なところがまたよい!


あえて難を言えば、悪役の動機が弱い。憎々しさも存在感もいまひとつ。そしてラストがあっさりしすぎ。これだけスペクタクルで引っ張ってきたのに、最期はそれですか?という感じ。


なんかほめてるのか、けなしているのか分からない感想になってしまいましたが、僕は本当、こういうノーミソ空っぽで楽しめるドンパチが大好きなんです。たまにはいいじゃないですか。*1


あー面白かった。

*1:たまには、どころか、いつもそうだという噂も・・・