飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

バイオハザード3 鑑賞

バイオハザードIII デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]


超B級だけど、名作ゲームを原作にしている強みか、あるいはミラ・ジョヴォヴィッチの美しさ故か、僕にとってはどうにも憎めない作品。主演のアリスをミラが演じてなかったら、この作品のことは歯牙にもかけなかったに違いない。


ストーリー:

前作より数年後。アンブレラ社によって引き起こされたバイオハザードで人類は滅亡の危機に瀕していた。そんななかで生き残りをかけて戦い続けるわずかな人類と、ひたすら旅を続けるアリス。
一方、アンブレラ社の地下研究所では、「アリス計画」という狂気のクーロン実験が続けられていた。彼らの求めるのは、本物のアリスの血液。
これら三者が砂漠と化したラスヴェガスで交錯するとき、人類最後の戦いが始まる。

カタルシスばりばりのシーンの数々の見せ方は、さすが。そこではひたすらにゾンビが(そして時々人間が)殺され続ける。恐ろしいもので、これだけ殺戮画面を見せ続けられるとすっかり慣れてしまうのが、われわれ観衆の性。しかしいい具合にアクセントを随所につけることで、たびたびハッとさせられるあたり、よく考えられている。


第一作を思い出させる仕掛けが心憎い。あまりにもインパクトが強かった、例のレーザーカッターが迫るシーンの再現には、なんだかうれしくなってしまう。


ミラのカッコよさ、美しさは文句なし。本当にたまらん。
アクションは、まぁ特撮に助けられてばっかなのでまずまずなんだが、ファッションがね。いいね。過剰にセクシーだし。
ただ、砂漠の中でその綺麗な顔(汚れていないという意味で)はありえねー!なんだが、まぁ、いいや。許します。
二刀流でぶん回すグルカナイフがまた、似合っていたなぁ・・・
ともかくも断言できるのは、このシリーズはミラのため(だけ)にあるということです。


脇役としては、本作を見るまですっかり存在を忘れてたカルロスが、タバコを吸う表情が最高。ちくしょー。カッコよすぎだろ!このシーンだけで、このキャラのいた価値があります。
さらに定番の、絵に描いたようなマッドサイエンティストが、またステキです。血も涙も無い、ただ自分さえよければいい存在。絶対悪。ここまで憎々しく描いてくれれば、なんら心置きなく退治できるもんね!


第一作ほどの名作っぷりではないが、明らかに第二作を超えており、エンターテイメントとしては佳作といえるのではないか。この手の作品は、ここがあーだとかこーだとか、まじめに考えちゃダメだよ!

Don't think. Feel!

ま、そこをわかっていただいた上で、お勧めします。