飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ

レバレッジ・リーディング」の影響もあって、ここしばらくテーマを決めて読書してる。そのテーマのひとつが時間管理。まぁこれは以前の日記にも書いたことだけれども。


さて、効率的な時間管理には、机の整理、仕事の仕方の整理が欠かせないのは当然のこと。やるべきタスクがどんなに整理されていようとも、そのタスクごとに必要な情報をいちいち探し回っているようでは、生産性のアップは遠く望めない。


気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ

気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ


そうした状況を改善する上で威力を発揮するのが、この本だ。これもまた、僕にとっての、目うろこ本。整理術の本は本屋に行けばものすごい数が揃っているし、僕自身まったく読んでなかったわけではないのだけれども、この本はとにかくシンプル、明快、そして方法論に一貫性がある点において、類書をはるかにしのいでいるように思う。僕にとってこの「一貫性」こそがもっとも重要なポイント。要するに、「哲学」がハッキリしているのだ。思いつくままに多様なTipsを集めた多くの類書には、それが感じられないことが多いように思う。


この本の説くところは、以下の目次をみると、ある程度想像できるかもしれない。

準備ステップ:空きスペースをつくる
ステップ1:デスクをコックピットにする
ステップ2:毎日の「管制塔」を持つ
ステップ3:書類の“駆け込み寺”をつくる
ステップ4:いま!決める
ステップ5:つねに優先順位を見きわめる
ステップ6:毎日の習慣

それぞれのステップで述べられた方法論は、いずれも著者オリジナルというわけではない。どこかで読んだ事がある、あるいは人によってはとっくに実践している内容ばかりだと思う。しかしこの本が素晴らしいのは、上でも述べたとおり、それら一連の作業を一本筋の通った考えのもとに体系化して、毎日どう考えて、何をしさえすればその体系を維持し続けられるか、を極めて明確に提示していることだ。だから実践する側にも、迷いがない。


僕にとってショックだったのが、ステップ3の「保留ファイル」の考え方だった。「管制塔」と「保留ファイル」のつながりをつけるだけで、こんなに仕事が楽になるなんて!


早速、ステップ3までの一部をこの一週間実践してみているのだが、すごい威力だ(ステップ2やステップ4〜6は、半分以上、すでにやってることだった)。周囲から無駄なモノが排除され、ストレスが劇的に減った。同じ単位時間でこなせるタスクも明らかに増えている。


よし、これで俺も立派な社畜への道まっしぐらだ! (それはやだな〜)