飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

VMware Toolsインストールメモ

VMware Toolsインストール手順メモ(VMware Workstation 5.5+Vine 4.1)


VMware Toolsインストールのメリット
 VMware Toolsをインストールした方が、Xが高速(らしい・・・)
 ゲストOSの時間の補正を手動で行わなくて済む
 キーボードやマウスを透過的に扱えるようになる


環境
 VMware Workstation 5.5.5 build-56455
 Windows XP Professional SP2(ホストOS)
 Vine Linux 4.1(ゲストOS)


手順

1. VMwareにVine4.1をインストール
 これに特に困難は無かろう。僕はあえて、Xで起動するようにインストールした。


2. テキストモードでVine4.1を起動
 Xが起動するようにインストールした場合、以下の2つの方法のいずれかを行えばテキストで起動できる
 (1) /etc/inittab の以下の行を書き換える
  id:5:initdefault:
   → id:3:initdefault:

 (2) シングルモードで起動
  起動時のGRUB画面で「e」を押して(2度押す)起動コマンドに「single」をつけて起動する
  例:
   kernel /vmlinuz ro root=LABEL=/ resume2=swap:/dev/sda3
    → kernel /vmlinuz ro root=LABEL=/ resume2=swap:/dev/sda3 single


3. VMware Toolsインストール その1
 Vineがテキストモードで起動したら、一旦Vineを離れて、VMwareのメニューから「VM」→「Install VMware Tools」を選択する。


4. VMware Toolsインストール その2
 Vineに戻って、以下のコマンドを実行する*1

# mount /dev/cdrom /mnt
# cd /tmp
# tar xvfz /mnt/VMwareTools-5.5.5-56455.tar.gz
# umount /mnt
# cd vmware-tools-distrib
# ./vmware-install.pl

設定のための質問が表示されるので、それぞれに答える。ただ、画面解像度を好みのものに指定する以外は、基本的にデフォルトで問題無いように思われる。
実行を完了すると、コマンドプロンプトが表示されるので、以下のコマンドで再起動する。

# shutdown -r now

再起動すると、Xのログイン画面が表示される*2。これでOK。次の手順は、好みに応じて実施。


5. VMware Toolbox自動起動(オプション)*3
 Xのログイン画面から、VMware Toolboxを自動起動したいユーザーでログインする。

 メニュー画面から、「デスクトップ」→「設定」→「高度な設定」→「セッション」を選択する。

 「セッション」ダイアログが表示されるので、「追加」ボタンを押す。

 「自動起動プログラムの編集」ダイアログが表示される。「自動起動のコマンド」のところに、以下のプログラム名を入力して、「OK」ボタンを押す。

vmware-toolbox --minimize

 「閉じる」ボタンを押して、設定は終了。

*1:Vineのインストールオプションの選択状況によっては、エラーになる場合もあるだろう。その場合は、エラーの内容に応じて、必要ツールや必要ソースをインストールすること

*2:先に述べた2.(1)でinittabを書き換えた場合は、元のとおりに書き戻す必要がある

*3:ウィンドウマネージャをデフォルト(GNOME)以外のものにしていた場合は、手順が異なってくることに注意