飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

読んだ漫画

地元の漫画喫茶へ。今日は面白い作品に多く出会えて幸運だった。


喰いしん坊! 14 (ニチブンコミックス)
喰いしん坊! 第14巻


トニーたけざきのガンダム漫画 (角川コミックス・エース)
トニーたけざきガンダム漫画


トニーたけざきのガンダム漫画 2 (角川コミックス・エース 113-2)
トニーたけざきガンダム漫画 2


新世紀エヴァンゲリオン (11) (角川コミックス・エース (KCA12-11))
エヴァンゲリオン 第11巻


世にも奇妙な漫・画太郎 1 (ヤングジャンプコミックス)
世にも奇妙な漫☆画太郎 第1巻


未来町内会(1) (講談社コミックス)
未来町内会(2) (講談社コミックス)
未来町内会 第1巻〜2巻


鉄コン筋クリート (1) (Big spirits comics special)
鉄コン筋クリート (2) (Big spirits comics special)
鉄コン筋クリート (3) (Big spirits comics special)
鉄コン筋クリート 第1巻〜3巻


「喰いしん坊!」はいやはや、相変わらず面白い。あまりにもおバカな大食い技をいたく生真面目にやってのける潔さと、そのくせあまりにもおいしそうな描写に読者の食欲も強烈に刺激するという両者を備えた、素晴らしい作品。なお、14巻は元引きこもりの鳥飼が、彼の恩人であり、主人公の最大のライバルでもある錠二と素麺で対決する。これがまたバカっぽいのだが、鳥飼の立ち直りぶりには、彼の両親とともに思わずホッと胸をなでおろしてしまった自分もいるのであった。なお、自分も帰りにスーパーに立ち寄って素麺を買ってしまったことは、言うまでも無い。


トニーたけざきガンダム漫画。もうね、最高!こちとら、「岸和田博士の科学的愛情」の、とてつもない画力で描く、関西テイスト丸出しで下ネタ満載のシュールなギャグが、好きで好きで好きで好きでたまらなかった人間だ、この作品が面白くないわけがない。内容的には、表紙とタイトルから想像できるとおりの、初代ガンダム(特にTV版?)のパロディ。アムロやシャア、セイラ、ブライトといったおなじみのキャラがケチョンケチョンにいじられまくる。だがそこにあるのは、オリジナルに対する深い愛だ(たぶん)。一応言っておくが、僕は初代ガンダムのことは詳しくない。それでも腹をかかえて笑いそうになる自分をこらえるのが大変だった。
それにしても2巻の作品で見せる作者のモデリング技術、ありゃ一体何事。この人の本業は漫画家なのか、モデラーなのか?


エヴァンゲリオン。最新刊、やっと読めた。基本的に、TVアニメ版〜劇場版の流れに少し味付けした程度の展開。ネルフが襲撃されるまで。劇場版はリアルタイムで観たものの、さほど好きになれない自分としては、正直、10巻のときのような感興はもう、感じられない。


世にも奇妙な漫☆画太郎
とにかく下品で汚くて、ストーリーはめちゃくちゃ、コピー多用のサイテーな漫画。なのに、とんでもなく面白いから始末が悪い。
未だに20年近く前の「珍遊記」の衝撃から覚めない自分にとっては、画太郎氏は無視できない存在。


未来町内会。2076年にとある町の町内会会長に選ばれた電機会社社長(といっても、社員はいない)を中心にした脱力系ギャグ。「魁!クロマティ高校」そのまんまのバカノリが、これまたイイ。舞台が2076年であることなど、漫画に何の関係も無いあたり(そしてそれ自体をギャグにしてしまうあたり)が、いかにもこの作者の持ち味だ。


鉄コン筋クリートだいぶ前に観た映画の原作、やっと読んだ。イタチとの対決シーンは、冗長であった映画に比べると、この原作の方がずっといいな。ただ、それ以外の部分については、映画がやたら原作に忠実であったことに驚いた。無国籍なテイストの松本大洋氏の絵のうまさには、もう、ひたすら感嘆。僕もこういう絵を描いてみたい。
名作、と呼びたい漫画。