飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

ツァラトゥストラはこう言った 読了

ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)

ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)

ツァラトゥストラはこう言った 下 (岩波文庫 青639-3)

ツァラトゥストラはこう言った 下 (岩波文庫 青639-3)


学生時代からの友人との再会は、おそらく彼が思っている以上に、僕の中に大きな衝撃を残すものだった。
近年、いや学生時代以来ずっと、知的にあまりに怠惰に過ぎた我が身が恥ずかしく感ぜられると同時に、そのことに気づかせてくれた友人に深く感謝したい。


そんなきっかけもあって、先人たちの知恵に少しでも触れんとまず手にしたのが、「神は死んだ」で有名なニーチェ


哲学というよりは文学であり、詩であり、アジテーションであるこの作品、痛々しいまでのその戦いっぷりに、時に苦笑し、時に感銘を受けつつ、楽しく読んだ。ありとあらゆる修辞を駆使した罵倒っぷりには、もはや感動すら覚える。