飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

ナチョ・リブレ 覆面の神様

ジャック・ブラック主演のおバカ映画、観てきました。


修道院の料理番として働くイグナシオ(ジャック・ブラック)は、孤児たちに好かれているが、何かと失敗ばかりの、腹の突き出たトホホな男。あるとき修道院に先生としてやってきた美しいシスター(アナ・デ・ラ・レグエラ)に一目惚れ。
そんな彼がシスターや孤児たちにちゃんとした食事をあげたいと、禁止されているアマチュアのレスリングのリングに賞金目当てであがることを決意する。この映画は、そんな彼の「んな馬鹿な!?」の顛末記。


ジャック・ブラウンの目と眉の演技がナイス。決して褒められた人格者とばかりもいえないイグナシオを、しかし憎めないキャラクターとして演じきっている。


アナ・デ・ラ・レグエラの文句なしの美しさは、一体何事?見ているこちらが吸い込まれそうな目をしている。彼女、ペネロペ・クルスに似てるよね。もう一人、誰かに似ているなー、と思って悩んでたんだけど、途中でわかった。笑顔の感じが、長谷川京子に似てる。そういやおいら、ハセキョーの顔も大好きだった。


率直に言って、「抱腹絶倒」というほどには笑えるわけではない。あちこちでクスッ、フフッ、って感じの笑い。微笑ましい。憎めない。


ラストのクライマックスは、もう恥ずかしくなるくらいストレートで、ベタ。なのに、見ているこちらの目にはうっすら涙が・・・そして最後は、ニコニコして劇場を出る。


ハッピーになりたかったら、何も考えずにこの映画を観る。そういう過ごし方ができるステキな映画。


ちなみに、劇場はガラガラでした。