飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

第34回タートルマラソン全国大会 完走

タートルマラソンはこちら。http://www.turtle.or.jp/


初めての10kmマラソンは、あいにくの荒天で迎えることになった。
北千住より15分ほどの「虹の広場」が会場。荒川河川敷沿いを北千住駅ですでにジャージ姿のお仲間たちがいっぱい。雨の中会場まで歩くと、すごい人。数千人いるんじゃないか?こんな天気をものともしないなんて、みんなすごいよ。
ただ、芝生のところに多数が終結したおかげで、地面は沼のようなどろどろ状態。受付を済ませただけで靴は泥まみれ。
雨の中の荷物の管理はどうなるかと心配したが、主催者が用意してくれたビニール袋が大きくて非常にしっかりしており、これに全部突っ込んでクチをしっかりしばるだけで、雨の中さらしておいても中身はほぼ濡れることなく済んだ。素晴らしい。ただ、荷物預かり所は長蛇の列。俺は見てくれる人がいたので預けずとも済んだけど。

ほどなく前の会社のジョギング仲間たちとも合流し、ちょっとアップしてるうちにもうスタートの時間。
スタートのゲートは大混雑。俺は「目標タイム60分」の看板を掲げた係員の前に並んでスタートを待つ。この大会はチップで計測してくれるから、急いでスタートする必要は無いのだ。雨のせいもあって、寒い。指先はかじかむ寸前。号砲とともに、スタート。
最初はペースがつかめない。速く走ろうにも人ごみで前にも出られない。最初の1kmは6分近くかかった気がする。かなりのゆっくりペースだ。2kmあたりになると徐々にバラけてくる。すこしスピードアップ。5kmの折り返しは26分で通過。練習のときと同じくらいだな。息があがりすぎることもなく、まずまずの調子。身体はすでに相当熱くなってる。晴れてたら暑さで大変なことになっていただろうな。
ところが7km〜8kmあたりで、速度感覚が全く分からなくなる。自分がすごく遅い気がしてきて、さりとてペースをあげるとバテそうで。1kmあたりのラップが刻める時計が欲しくなる。9kmあたりになって、自分がかなりヘバってるのが分かった。苦しい。精神的な弱さがまたここで、出そうになる。歩きてー。でも隣を併走するおじさんの元気な姿に励まされて頑張ってみた。そのおじさんは残り数百メートルで俺をぶっちぎって先に行ってしまったが。
ヒーコラいいながらなんとか走りきったタイムは、自己計測では50分35秒。正式には後日送られてくる記録表を待たねばならないが。50分を切れなかったのが、悔しい。でもこれが実力だ。
その後、仲間も次々ゴール。健闘をたたえあう。この頃には雨は止んでいた。


この大会は「第8回バリアフリータートルマラソン」も兼ねており、伴走者ともに走っておられる方も大変多かった。スタート直後からすぐ後ろを走っていた伴走者の方は、おそらく視覚障害を持ってる方の伴走なのだろう、ずーっと周囲の状況を、大声で伝え続けていた。すごい大変だよ、あれ。こっちは黙って走るのでせいいっぱいなのに・・・。敬意を表します。


今回レースの完走賞は、他のレース同様、Tシャツ。ちょっと色使いがハデかなー。でもその他にも水のペットボトルや、ゼリー状の栄養補給食、おかゆのレトルト、などなどが全員に配られる。規模が大きいだけあって、なかなか充実してるぞ。


あと、今回のレースで学んだ、雨のレースでの必携品。俺は全部持参してたけど、今後のためにもメモ。

  • デカい透明なビニール袋。何枚あってもいい。汚れ物、ゴミはとにかくこれに突っ込む。寒ければ穴をあけてかぶる。ちょっと暖かい。
  • バスタオル。腰に巻いてどこでも着替えOK。
  • 替えの靴。レースの靴は履いていかない。
  • 着替えは当たり前だが、下着と靴下も忘れずに。


総じて楽しかったし、経験値も上がった(特に雨のレースの経験ができてよかった)のだけれども、なにしろ雨のせいでゆっくりまったりする時間が無かったのは残念。座る場所とて無いからね。走る前にパンフすら目を通せなかったほどで。


さあ、次は来月の10kmだ!45分目標で頑張るぞー。
そして、1月の谷川真理ハーフマラソンにはハーフで出場するのだ。