飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

テープ 鑑賞

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うーん。微妙。キライではないけれど。
ミステリーか不条理劇を期待していたのがいけなかったのか、これが単なる感情劇(と言う言葉があるのか分からないが)でしかないことにガッカリした部分がある。でも、身につまされる感情の波立ちが鑑賞中に生じたことも認めなければなるまい。ボディブローのように、あとでじわりと場面の一部が記憶に立ち上りつつも、しかしその題名がなんだったか思い出せないような、そんな映画になりそう。
舞台で観たらもっと楽しめるかもしれない。もともと舞台向けの脚本を舞台っぽく映画化したその実験精神には共感するが、映画としての良さが今一つ生かされていないような・・・


ところで。毎度思うんだが、出てくる映画映画でユマ・サーマンの美貌が賛嘆されるのだが、少なくとも日本人好みの美人ではないよね?女優としてのクールな演技はかなり好きなんだが、そんなに「美貌」の言葉を押し付けられてもなぁと思ってしまう。