キル・ビル Vol.2 鑑賞
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ / ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2004/10/08
- メディア: DVD
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やられたよ、チクショー。大好きだ。
あくまでも連作が前提であって、独立した作品としてはちと弱いのだけど、しかし、前作とのトーンの違いをあえて強調することで、個としての存在価値をガンと見せつけている。
本作ではえげつなさが影を潜め、手を叩いて喝采したくなる場面はほとんどない(もっともあの怪しい中国人は、結構前作ノリを引きずってるようにも思うけど)。メインテーマは、静かな葛藤と、愛。五歩歩いて倒れるといった演出にみられるようなそのスタイリッシュさが、たまらなくベタでありつつも、カッコいい。
一級のエンターテイメント。タランティーノ、すごい。
すぐに観返したくなる映画ではないのだけれども、でもこういう原点回帰的、かつNOT原理主義的な作品にまた会いたくなるときがすぐに来るかもしれないという予感もあったり。
それにしても、B.B.のあのかわいらしさは、反則だよなぁ。こう来るだろうとうすうす予想はしていても、ここぞとばかりのとっておきぶりが、ずるくて凄い。