飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

習慣獲得への道 その後

私は朝型になると決めた。決意をした。フォーカスした。それは3月4日のことである。


その夜、飲みすぎて携帯が行方不明となった。


アルコールの勢いとは恐ろしいものである。人生最良の友でありながら、最大の敵でもあると言ってよい。何しろ朝の岩より堅い決意を、夕には雲散霧消させるのであるから。


ともあれ、飲み会のあと、悪友の誘いに乗せられて、某所スナックで見事終電を逃したワタクシは、深夜バスに乗って、ゆらゆらと帰ったのである。たぶん。いまいち覚えてないけど。


で、自宅から数駅離れた終点でバスから放り出され、いざタクシーに乗ろうとしたところで、「ない!iPhoneがなーい!!!」と闇夜に独り、絶叫することとなったのである。


さんざんカバンをひっかきまわし、記憶の中も引っ掻き回し(見事、何も出てこなかった)、誰かに盗られた可能性はあっただろうか、と疑心暗鬼になること数十分。あきらめてタクシーで帰宅。


しかし恐るべきは、インターネットの威力。深夜バスの営業所を捜し当て、電話をかけてみたところ、朝3時も過ぎというのになんと、「それらしきものが届いてますよ」との回答を得られたではないか!(東急バス、ばんざーい)


かくして2時間睡眠で重い頭を抱えて、出社前のバス営業所に寄ったワタクシは、見事前夜の失敗を数時間にして挽回することが出来たのであった。


教訓。朝型人間への道は、修羅の道であった。ゆめゆめ、甘く見てはならぬ。


もうひとつの教訓は、酒は飲んでも呑ま(以下略)


明日からまた、頑張ろう。