アドレナリン 鑑賞
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2007/11/23
- メディア: DVD
- 購入: 3人 クリック: 72回
- この商品を含むブログ (76件) を見る
スピーディーさが心地よい、過剰で荒唐無稽なB級アクションもの。出てくるのは悪人ばかりだが、なかなかに面白い。
主人公は、殺し屋。目を覚ますと、自分が死に至る毒を注射されていることに気づく。前回の殺しに失敗したことで、報復を受けたのだ。身体がいうことを聞かない。
しかしどうやら、興奮状態を持続していると身体が動き、延命も図れるらしい。それに気づいた彼は、疾走、ドラッグ、セックス、あらゆる手段を講じて自らを興奮状態に落とし込み、自分を葬ろうとする者たちに復讐を開始する。
とにかくハチャメチャだが、結構笑える。アクションは本格的。バッタバッタと悪人たちが殺されていくこのカタルシスに、不本意ながら胸のすく思いを感じてしまう。弟を殺されて身もだえして怒り狂う敵など、人物描写がなかなかうまいのがまたいい。予想もしなかった終わり方も、ナイス。
二度と見返すことはないと思うが、まったく期待していなかった分、なかなかに楽しめた作品だった。