監督不行届 読了
- 作者: 安野モヨコ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2005/02/08
- メディア: コミック
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どひゃあ。おもしれー。愛と自虐とかわいらしさとがサイコー。
漫画家 安野モヨコが、夫であり、エヴァでおなじみの生粋のオタクである、庵野秀明監督とのディープな結婚生活をコミカルに描いた本作。
庵野監督の度を越えたオタクぶりに、半ば呆れ、半ば共感しつつ(彼女だって、かなりのオタク素養を備えているのだ)、気がつけば自分もドップリとその世界に染まっていく様子が、かなりの爆笑度で描かれている。一緒にいたら大変そうな監督のキャラも、安野氏による極端なデフォルメにかかると、ものすごくカワイイ。新婚ならではの(?)、ちょっとゆがんだ形ながらも互いを思いやる隠れた愛情が見え隠れする様子がまた、実にほほえましい。笑えて、ほのぼのする心地よい漫画だ。
でもオタク属性がまったくない人には、もしかしたら楽しめないのかなぁ。アニソン好きで、かつ好きなものには異常なほどに金をつぎ込むという意味でのオタク属性を持ち合わせている僕なんかは、年齢を重ねても相変わらずな監督の行動に失笑しつつも、かなり共感してしまうのだが。
本作は、会社の同僚(女性)が突然貸してくれた。僕がこの手の作品にシンクロしてしまうことを見切ったアンタは、すごい!・・・あれ?バレバレなのか?