読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

夜のママチャリツーリング

この季節の夜は、ツーリングに最適だ。かすかに残る猛暑の熱と、秋の気配を感じさせつつスルリと吹きわたる涼しげな風との、絶妙なバランスを味わえるが故に。


今晩は、雨の予感を秘めたじんわりと重い空気が、それにスパイスを加える。


時間を一切気にすることなく、目的地も定めず、国道をのんびり、ゆったりと北上する、この解放感たるや!


暗さで目が利かなくなっている分、嗅覚が鋭敏になるのが面白い。すれ違う人たちの残り香が鼻をくすぐる。湿気を含んだ空気にも、ちゃんとにおいがある。ここ数日がそうであるように、突然の豪雨に遭遇しやしないかと、ちょっとドキドキしたりもする。


途中で、もう一軒のコメダ珈琲店を見つけた。案外近いところで展開しているんだなぁ。


24時間やっているマックで、100円休憩。


100円メニューと長い営業時間。マック万歳。僕は最近、仕事帰りに、喫茶店の代わりにマックを利用することが多くなった。
ただ、ここでもそうだったが、10代の少年少女たち(特に女の子連中は、笑っちゃうほどの厚化粧が印象的だ)が深夜たむろう場になってしまうことは、地域住民には懸案と捉えられてしまうのであろう。


大通りを通っているので迷う気遣いは無いが、現在の居場所を知る上では、iPhoneGPS機能がフルに役立った。液晶の見易さ、現在地検索のスピード。いずれも、前の携帯でも活用していた同機能にはるかに勝っているように思われる。精度も、おおむね満足。これにiPhoneのインタフェースが加わるのだから、最強だ。
ただ、バッテリーの持ちの悪さは、やはり感じる。長期使用のためには、なんらかの予備的バッテリーを入手する必要がありそうだ。(ウチの最寄のマックみたいに、自由に充電させてくれるところがあれば問題ないんだが)


時間が遅くなるにつれ、より田舎に近づくにつれ(失礼!)、すれ違う人たちも少なくなっていく。しかし、僕同様ゆったりのんびり自転車を転がしている様子の人たちとは多く行きかう。彼らも夜のツーリングとしゃれこんでいるのであろうか?


そんなこんなで、キリのいいところに着いた。


近くにマックがあれば立ち寄ろうと思ったが、そこは22時でクローズしていた。もうそんな時間も、過ぎている。帰るか。


帰りは、少しペースが速まる。別に早く帰りたいわけではないのに、無意識にそうなってしまう。これは不思議で面白い。
行きはよいよい、帰りは怖い。いつも僕は帰り道になるとこのフレーズを思い出して、身を引き締める。そういや、チャリで事故ったのも、帰りだったな。あのときは、あからさまに焦って走っていた。そうならないよう、慎重に、慎重に。


結局帰り着いたのは0時も過ぎようという頃。かれこれ4時間のにわかツーリング。クロスバイクでビューンと走るのもいいけど、やはりこの低速ママチャリライドも、捨てがたい。身も心もリラックスできる最高の機会だった。


今度の休み、自転車を利用した旅行をしたくなった。