飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

買ったCD

ここ数日ほど、一日が短く感じられたことはなかったような気がする。しかし一生懸命生きるとは、こういうことを言うのであろうなぁ。


とかなんとか言っておきながら仕事帰りにHMVに寄るってのはどーなのよ?てな疑問はさておき。今日買ったCDをメモ。


Three of a Perfect Pair

Three of a Perfect Pair

キング・クリムゾンの「スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー」。これ買うの、二度目だ。昔買った一枚目はどこへ行ってしまったのか。弟が持っていると思うんだが・・・(でももう、返さなくていいよ)。
初期クリムゾンの面影の片鱗も感じさせないニュークリムゾン3部作(「ディシプリン」「ビート」そして本作)に対しての毀誉褒貶は激しい。そりゃ確かにかの伝説的名盤「クリムゾン・キングの宮殿」をはじめとして、「太陽と戦慄」、「レッド」などの荘厳かつ壮絶な名盤の数々と比較したら、この3部作のライトさ、ポップさたるや尋常ではないわけだし、その違いにも関わらず同じバンド名を名乗ることが一部の古典ファンの怒りすら買いかねないことはよく理解できる。でも、でも、僕はこれが好きで好きでたまらないのだ。フィリップ御代のキチガイじみた変拍子の高速アルペジオと妙に明るくのびやかなエイドリアン・ブリューのメロディセンスとの絶妙な絡みようとスリリングさ、実のところその魅力が最大に発揮されているのは、本作よりも「ディシプリン」においてなのだが、これが一度ハマると抜け出せない麻薬のような危なさをプンプンと発していると思うのは、僕だけか。
今久しぶりに聴いてみると、正直ちょっと甘ったるい気はするんだが(ギターの音色のせいもあるかな)やはりイイ!タイトル曲のメロディ、「太陽と戦慄パートⅢ」でのブラッフォードのタイトなリズムのカッコよさ。
聴き始めて20年以上経って、ますます好きになるバンドは必ずしも多くはない。しかし僕にとっての(昔の)クリムゾンは間違いなくその一つで、現在進行形でイケすぎてるのだ。これもまたノスタルジーなのであろうか。そうではないと信じたいのだが。



Ultimate Santana: His All Time Greatest Hits

Ultimate Santana: His All Time Greatest Hits

サンタナの名曲ばかりが入ったアルバムがドーンと並んでいたので、買わないわけにはいかなかった。このタイトル群をスルーしろというのが、どだい無理な話であろう。なんつって、自宅で聴くのはまだ、これから。



バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)

55年のグレン・グールドのデビューアルバム。バッハのゴールドベルク変奏曲。先日聴いたギターによるバッハ演奏が起爆剤となって、ガマンできずに買ってしまった。
グレン・グールドといえば、81年録音のゴールドベルク変奏曲。これこそもう何度聴いても飽きない作品で、ひと頃は朝から晩までこればっかり聴いていたこともある。その僕が、この55年発表のアルバムを聴いたら、驚いた。全然別物。暴走しているのではないかというほどに速くて、過剰なまでにスリリング。正直、拒否反応が最初に来た。これを好きになるのには、もう少し時間がかかりそうだ。
ちなみに、81年のアルバムは、これ↓
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)
クラシックにうとい僕が言うのもなんですが、必聴です。



バッハ:リトル・バッハ・ブック

バッハ:リトル・バッハ・ブック

グレン・グールドによるバッハ小品集。衝動的に買ってしまいました。未聴。



ああ、そうこうしているうちに、もう寝る時間だ・・・おやすみなさい。