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飲んだくれの記

方向音痴で熱しやすく冷めやすい、酒とラーメンの大好きなポンコツが綴る徒然の記。

自虐の詩 に期待

映画 漫画

映画「自虐の詩」の公開が近い。これは是非とも観なければ!(公式サイトは、こちら


ご存知のとおり、原作は一部で「日本一泣ける漫画」とまで絶賛される4コマ漫画。日本一とまでは思わないが、僕も昔読んで、大号泣したクチだ。*1


自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)



絵に描いたような不幸顔の幸江さんが主人公。何か気に入らないことがあるとすぐちゃぶ台をひっくりかえす、甲斐性なしでばくち打ちのイサオを旦那にもち、極貧の中、周りの人々に支えられて毎日を送っている。見た目不幸なんだが、イサオを一途に愛する幸江さんは、幸せそうだ。


始めはギャグマンガの赴きなのだが、しかし中盤付近から、幸江さんの壮絶な過去のエピソードが描かれるようになってくると、うって変わって、シリアスなストーリーマンガの雰囲気が漂いだす。酒飲みで道楽者の父を持ったばかりの不幸な幼少時代、銀行強盗にまで手を染めてしまう父、長じてヤク中の売春婦として身をやつす日々、ヤクザのイサオとの出会い、滑稽なまでに悲惨な学生時代・・・


僕的に特にヤバかったのは、同じく貧乏でいじめられっこな級友、熊本さんとの友情と裏切りだ。いつも毅然として、孤独にもいじめにも耐えていた熊本さんが裏道で一人嗚咽するシーンは、マジ思い出しただけで泣ける。


どこへ行っても不幸ばかり、悪夢の連鎖に飲み込まれそうなストーリーが(ただし、ギャグも決して忘れていないのがミソ)、ラスト付近、とあるきっかけから大転回を迎えることになる。ここはまた賛否両論が多いところのようだが、僕はやはり涙を止められなかった。ラスト数十ページは、怒涛の展開。どういう内容かは・・・ここでは書けない。少なくとも僕は今でも思い出し泣きできるくらい、胸が締め付けられた。


映画についていえば、中谷美紀は、幸江さん役にしては美人過ぎるかなぁ。でも彼女の演技は楽しみだ。イサオ役の阿部寛は、見た目笑えます。原作そのまんま。周りを固めるコミカルなキャラも、かなり忠実に再現している様子。だがこの映画で何が一番嬉しいって、熊本さんが出てくるらしいことだ。公式ページを見たら、イメージぴったりの配役。もう期待しないわけにはいかないよ!(僕がこの漫画で一番好きなのは、熊本さんなのだ)


あー、早く観たいなぁ!
あと、まだ原作読んだことない方は、是非とも一度は眼を通してみてください。

*1:もちろん持っていたが、引越の時に売ってしまった。千冊以上あった漫画も今は一冊もないのだが、こういう漫画だけは、手元に残しておけばよかったかなぁ・・・